(インターローグ)インターネットと私 | セピア色の心電図

(インターローグ)インターネットと私

カタカタカタカタカタカタカタカタ。

キーボードを叩く音というのは、なんと心地い音だろう。人間工学、聴覚構造学?(そんなものがあるのかどうか知らないが)とにかく、指が進む。

全世界で何人の人が同じ様に、四角い箱の前で夢を見ているのだろう。同じ夢を見ながら、僕らは当てもなく、電気仕掛けの船で、バーチャルな海原を進んでいく。

カタカタカタカタカタカタカタカタ。

その先では誰かが居て、僕はそこに寄っていくか否かの決断ができる。リアルの世界では、聞き耳を立てても、聞こえない事ばかりだ。無視だってされる。

しかし、この世界では違う。ほっといても聞こえる。むしろ言ってくる。もっと言えば、漏れてくる。

カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタJ方カタカタ。


はあ、きもちわりー。